九州最北端に位置し、古くから大陸との交流地であった長崎県対馬。その中でも最南端の豆酘(つつ)地区は古代米「赤米」が伝わった伝来の地とされ、いわゆるお赤飯のルーツとも言われています。この地では現在でも赤米が栽培され、穀霊を神として祀(まつ)る伝統行事「赤米神事」が幾代にもわたって受け継がれてきました。
「赤米カステイラ 丹穂乃舞(にほのまひ)」は、その稀少な赤米を用い、丹念に丹念に焼き上げたかすてらです。
赤米の穂が、陽を浴びてキラキラと光り輝き“舞うがごとく”ゆれている姿から丹穂乃舞と名付けました。
神に捧げるお供え物として、赤米を豊作の祈願として捧げる風習からお赤飯が生まれ、また赤い色は邪気を払うという言い伝えにより、祝い事の席などでも食べられるようになりました。子供の健やかな成長を祝うときや人生の節目、将来の幸せを祈る行事には欠かせないものと言えるでしょう。